初心忘れるべからず
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先週の土曜日、地域の暮らしを旅するTABICAの
ホスト役として街歩きツアーを開催した。
下町情緒が色濃く残る谷中の
商店街や神社仏閣、
坂道や路地などを約3時間散策しながら、
自由気ままに写真を撮ろうっていうツアー。
今回は4名の参加者が集まってくれた。
持参するカメラはまったく問わないが、
一眼レフ、ミラーレス、コンデジ、スマホと
各デジタルカメラがバランスよく登場。
「逆光でも撮れるようになりたい」
「マニュアルを使いこなしたい」
「旅の思い出をしっかり残したい」
「適切な構図を知りたい」など、
参加者のみなさんがそれぞれ課題を持っており、
散策しながらいろいろアドバイス。
そんなことをしながらふと感じたのだが、
いまは当たり前になっていることも、
ぼく自身、カメラを持ち始めた頃は
参加者の皆さんと同じような疑問を感じていたこと。
そうしたら、昔の感覚が一気によみがえってきた。
『タンデムスタイル』という
初心者向けバイク雑誌をつくっていた頃の記憶。
高校生の頃、バイク雑誌を読んでもよく理解できなかったこと。
だから専門用語などに逃げずに、
誌面では誰にでもわかるように伝わるように思案した日々。
それが意外とむずかしいのだけれど、
うまくいったときの喜びはひとしおだったなぁ~。
やっぱり広い意味で、
初心忘れるべからずなんだと実感した次第。
そんな大切なことを気が付かせてくれた
参加者の方々に改めて感謝なのである。